妊娠初期に、多くの妊婦さんが悩まされる「つわり」
吐きつわり、臭いつわり、食べつわりが有名ですね。
私も1人目妊娠時は典型的な吐きつわりでした。
しかし、2人目妊娠時に「よだれつわり」を経験しました。
よだれつわりが辛いのは症状だけではないんです。
認知度が低いため、周囲に理解されにくく、産婦人科医にさえ「聞いたことないなぁ~」と言われてしまうことも・・・
よだれつわりとは?
【別名:唾液過多症】
水分の代謝機能の低下、自律神経が乱れたり、胃腸の働きの低下により、唾液の分泌が過剰になること。
妊娠時に現れる唾液過多症を「よだれつわり」とよんでいます。
唾液の増える量は個人差が大きく、飲み込める程度の人から、話すのもままならないほど大量に出る人も。
唾液の味が苦く変化する人。
唾液がネバネバに変化する人もいます。
私の場合
話すのが不自由なほどではありませんでした。
しかし、飲み込むと吐き気を催してしまうので、飲み込むことが困難でした。
1人目の時、妊娠中期に入るころにはピタッと終わった吐きつわり。
時期が来れば終わるはず・・と考えていたのですが期待もむなしく、このよだれつわりはなんと出産時まで続きました。
よだれつわりを軽減する方法
水分代謝機能を上げる
- ・血行を良くする
- 長時間同じ姿勢でいないようにする。ゆったりした衣類を身に着け、体を締め付けないようにする
- ・薄味を心がける
- 濃い味付けは体の塩分濃度が上がり、体に水分をため込んでしまうので注意。
- ・体を温める
- 妊娠初期は特に口当たりのよい冷たいものを食べたくなりますが、取りすぎないように注意する。温かい飲み物を飲む。腹巻をする。
- ・利尿作用のあるカリウムを積極的に摂取する
- 果物・野菜・魚介類に多く含まれています。
自律神経を整える
- ・副交感神経が優位になる食べ物を摂る
- 食物繊維が多い食べ物・すっぱいもの、発酵食品、体を温める飲み物。
- ・お風呂の入り方を工夫する
- 38~40度のぬるめのお湯。お風呂から出て1時間以内に寝る。
- ・体内リズムを整え、有酸素運動を行う
- 早寝早起きして規則正しい生活をする。無理のない範囲で散歩やヨガをする。
- ・腹式呼吸は自律神経を整えるのに有効
- 吸うより吐く方を意識する。5秒で息を吸ったら10秒かけて吐きだすといった感じで吐く方を長めに。
- ・爪もみで自律神経を刺激
- 小指の爪の根元を1日2~3回20秒ほど押す。
よだれつわりの対処法
妊娠当時、私もネットで対処法を探したところ対処法は主にこの2つ。
飴やガムで気をまぎらわす方法
私は飲み込むことが困難だったので向いていませんでした。
これは、唾液の味が変化して口の中が気持ち悪い、口の中がネバネバして気になる人向けかなと思います。
私の場合は、どちらかというと、水分を欲するもさもさしたものを食べる方が気がまぎれました。
空のペットボトルを持ち歩き、唾液を吐きだす方法
これは主に外出中の対処法。
ペットボトルにはカバーを付けて、飲んでるふりをして唾液を吐きだす方法なのですが、ペットボトルの飲み口が狭いので私はうまく吐き出せませんでした。
これは、唾液がさらさらしている人向けかなと感じました。
最終的に落ち着いた私の対処法
家にいる時
小さめのゴミ箱にスーパーの袋をセットし、
キッチンタオルや破いた新聞紙を入れておく。
常に持ち歩き唾液を吐きだしていました。
寝る時も枕元に。
いちいち起き上がって吐き出すのが面倒な時は、ティッシュペーパーに染みこませてゴミ箱にポイしてました。
しかし、ものすごい量のティッシュを消費してしまうのが難点(-_-;)
外出中
タオルを何枚も持ち歩き、染みこませるように少しづつ吐き出していました。
ペットボトルより、吐き出しているのが他人にわかりづらい気がします。
私の場合、外出中は気がまぎれるのか家にいる時よりも量が少なかったのでこの対処法で乗り切りました。
いつまで続く?
個人差がありますが、他のつわりと比較すると長引く傾向にあるようです。
現に私も、出産時まで続きました。
今、思い返しても陣痛よりも出産よりも、長期に渡った「よだれつわり」の方が何倍も苦しかったです。
そして、気を付けなければいけないのが、脱水症状です。
私の場合は、冷たい飲み物を飲むと唾液が増えてしまうことに気づき
真夏でも温かいお茶を飲んでいました。
よだれつわりは、面と向かって言われるわけではないものの
汚いなぁと思われてるのではないかと考えてしまい精神的にも辛いものです。
「よだれつわり」の認知度が上がり、少しでも理解される日がくるといいなと
願いながら、この記事を書かせて頂きました。