妊娠初期症状によくおこるつわり。
人によって症状は様々ですが、毎日が病気のように辛い症状が出る人もいます。
せっかくの妊娠で嬉しい気持ちも、辛いつわりが続くと素直に喜べなくなってしまいますよね。
つわりの種類
つわりとは、妊娠初期〜中期に出る、生理的現象です。
症状も個人差がありますので、つわりの種類を症状別に挙げていきます。
1. 吐きつわり
一般的なつわりで、多くの妊婦さんが経験している吐きつわり。
症状がひどくなると食事も出来ない場合があります。
2. 食べつわり
おなかが空くと気持ち悪くなるつわりです。常に何か口にしていないと、気持ち悪くなってしまいますし、食べ過ぎても気持ち悪くなりますので、どうしたら良いか分からなくなってしまう妊婦さんが多いでしょう。
3. においつわり
「お米の炊く匂いを嗅ぐと吐き気がする」「トマトの匂いを嗅ぐと気持ち悪くなる」など、特定の匂いを嗅ぐと、吐き気や気持ち悪さを感じるのがにおいつわりです。
つわりの対処法
つわりの種類は主にこの3つに分けられますので、次はそれぞれの症状に合わせた対処法をご紹介していきますね。
1.吐きつわりの対処法
吐きつわりはとにかく気持ち悪い状態が続きます。
中には「毎日が食中毒のようだった」と話す人もいましたので、症状には個人差がありますが、ひどい人は毎日地獄のような状態だったと言えますよね。
吐きつわりの対処法は「食べられるものだけ食べる」ことです。
妊娠中は栄養バランスに気をつける意識が高まりますが、食べられるものが限られているのであれば、栄養にとらわれず、食べられるものだけ食べましょう。
水分さえ受け付けなくなってしまったら、病院に相談してください。
症状によっては入院し、つわりが落ち着くまで点滴で様子を見ることもあります。
2.食べつわりの対処法
食べつわりはお腹が空くと気持ち悪くなるので、空腹を避けることが大切です。
1日3色食という食事の概念は捨て、こまめに食べながら空腹を避けるようにしましょう。
妊婦さんは夜中に目が覚めることも多く、空腹で吐き気が起きることがあります。
枕元に飴やお菓子、フルーツを用意し、すぐに口に入れられるようにしておくと便利です。
食べつわりの人は、体重増加が激しくなる傾向がありますので、食べるものはなるべくカロリーの低いものを意識してくださいね。
3.においつわりの対処法
決まったにおいを嗅ぐと気持ち悪くなるにおいつわりは、そのにおいを嗅がないことが一番の対処法です。
よくあるのがご飯が炊けるにおい、焼き魚のにおい、揚げ物のにおいと、主に調理中のにおいなのですが、中には石けんのにおいがダメだったり、化粧品のにおいで吐き気を感じる妊婦さんもいます。
マスクなどをして、なるべくにおいを感じないよういするのがよいですね。
とにかく無理をしないことが大切
つわりは肉体的にはもちろん、精神的にもとても辛いものとなります。
特に妊娠中は「赤ちゃんのために栄養を摂らなくては」という気持ちを持つ妊婦さんが多く、ストレスを感じることでさらにつわりの症状が悪化するという悪循環も起きてしまいます。
つわりは一生続くものではありませんし、ちょっとやそっとじゃ赤ちゃんはへこたれません。周りの人の協力を得ながら、上手に乗り越えていきましょう。