妊娠がわかったあたりから、襲ってくるものといえば「つわり」です。
妊娠がわかるや否や「つわり」スタートなので、案外、予備知識がないまま「つわり」に挑む人も多いのです。
そもそも「つわり」って?
「つわり」は妊娠中に現れる、吐気に代表される体調不良の「総称」です。
「つわり」といえば、吐気や嘔吐と思われていますが、頭痛・眠気・唾液過多・倦怠感などもその症状も人によって違います。
妊婦の5~8割ほどが経験するといわれています。
「つわり」の重い軽いは、「つわり」を全く感じない人もいれば、生まれるまでずっと「つわり」の人もいて、本当に人それぞれなのです。
「つわり」の原因は、いまだかつてわからない?!
「つわり」は現在の医学をもってしても、その原因が「不明」とされています。
ホルモンバランスが崩れるからという説や、夫の精子や赤ちゃんを「異物」と見做すためという説など、様々な説があり、原因は特定されていません。
どう対処すればいいのか?
1.食べたくなるものを食べればいい
つわりが始まると、ゴハンが食べられない人もいます。
よく聞くのは、ゴハンの炊けるにおいが苦手になるということ、
また、ある特定の食べ物ばかりが食べたくなる人もいます。
トマト
パイナップル
グレープフルーツ
酸っぱいもの、さっぱりしたものが多いのが特徴です。
でも、中にはとんかつが良かったというツワモノも。
人それぞれなので、自分が食べたいと思ったものを食べられるだけ食べればOKです。
2.おなかの赤ちゃんが心配だからって無理して食べなくても大丈夫
「おなかの赤ちゃんの分まで二人分食べなくちゃ」というのはふた昔前の話です。
無理して食べる必要はありません。
むしろ「ああでなきゃ」「こうでなきゃ」というストレスの方が、ママと赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
気楽に考えてください。
3.つらいようなら通っている産婦人科に言えば、点滴もしてくれる
ワーキングプレママには、つわりがひどくてもなかなか職場の人にはそのことを伝えられないもの。
「でも、点滴って、お腹の赤ちゃんに悪いんじゃないのかしら?
そんなに心配や遠慮をしなくて大丈夫です。
つわり用の点滴は妊婦に優しくできているので、無理して我慢しなくて大丈夫です。
点滴を打つと、「今までのつらいは一体なんだったんだ?」「もっと早く打ってもらえばよかった」と思うこと請け合いです。
とにかく、無理をしない
上の子がいる場合、仕事をしている場合、ある意味気がまぎれるとも言えます。
でも、結構容赦なく「つわり」は襲ってきます。
なんとかうやむやにしてしまおうとしても無視できないのが「つわり」です。
「つわり」はおなかの赤ちゃんからの「メッセージ」
確かに「妊娠」は「病気」ではありません。
でも、ひとつの命を同じ体内で育み始めているのですから、それはそれは「大仕事」です。
妊娠前とすべて同じペースでこなすという訳にはいきません。
何も症状がなければ無理もききますが、「つわり」という「大義名分」があることでプレママは周囲からいたわってもらえるのです。
「ゆっくししてていいんだよ」という赤ちゃんからのメッセージです。
なので、旦那やほかの周りの人に協力してもらって、体を休めてあげてください。
赤ちゃんが生まれてきたら、もっと周りの協力を仰がなくてはならなくなります。
その練習と思って、甘えてみてください。
「つわり」がひどいほど生まれてくる赤ちゃんのIQが高いとの研究結果ともあるとのこと。
上記のことと、かわいいわが子に会えるまでの期間限定の症状と思うと、少し楽になれますね。