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妊娠体験 私の赤ちゃんは10ヶ月経過しても9ヶ月の子の平均くらいの大きさなの

赤ちゃん誕生

突然の計画出産

妊娠10ヶ月。37週で正産期を迎えた私は医師からの「もういつ産まれても大丈夫ですよ。」出産に期待という言葉を楽しみに妊婦検診へ行きました。正産期になると赤ちゃんはお腹の中での成長が完了し、内臓器官なども出来上がるそうです。それまでの検診では「赤ちゃん少し小さめだけど平均的だし、個人差って言えるくらいだから大丈夫。心拍やエコーも異常なしで順調ですよ。」と言われていたので「あと3週あるし、産まれる頃は2800gくらいかな~」なんて思いながら、胎動の激しい元気な娘に会えるのが楽しみでした。

しかし、その日の検診で医師から言われた言葉は私に衝撃を与えるものでした。
「何度か計ってみたんだけど...赤ちゃん、9ヶ月の子の平均くらいの大きさなの。小さくてもこの子のペースで大きくなっていれば、少しでも長くお腹の中で成長させてあげようって言えるんだけど、先週の検診からあまり大きくなってないの。急なんだけど明後日から入院して赤ちゃんを出してあげましょう。」胎児はエコーで頭部と腹部の大きさを計ってそれをもとに推定体重を算出しているようです。

医師からの説明に私の頭の中は真っ白。色々聞きたいことがあるのに言葉が出ず、目からは涙がぽろぽろと止まりませんでした。医師は「お母さんが悪いわけではないの。毎週きちんと検診に来てくれたからこうやって分かったんだから。何が原因か今は分からないけど、これ以上お腹の中にいると赤ちゃんが苦しいかもしれない。今のところ心拍とかに異常はないから元気なうちに出してあげましょう。」と言われ計画出産の説明をされました。

止まらない涙

止まらない涙私の場合、子宮口が全く開いていなかったのでスポンジのようなものを入れて子宮口を広げてから陣痛促進剤で陣痛を起こすとのこと。心の中では「スポンジ?何それ?陣痛促進剤って痛いっていうじゃん!」とパニックで赤ちゃんが心配なのと、不安と恐怖でただただ泣いていました。

医師からも「急に驚いたよね。でも赤ちゃんの為に一緒に頑張ろう。」と言われいつまでも泣いていられないと気持ちを奮い立たせ、診察室を出たもののトイレへ駆け込んで息を殺して号泣。家までの帰宅途中も小さな赤ちゃんを見るたびに「果たしてこの子は元気に産まれて来てくれるのだろうか。」と考えては涙を浮かばせ、元気にお腹を蹴る我が子に「ごめんね。」と謝っていました。

実家の母に電話するも子どものようにわんわんと泣いてしまい、母も驚きながらも「先生がそう言ってくれているんだから、それが今赤ちゃんにしてあげられる最善のことなんだよ。」と言ってくれましたが、原因が分からないだけにとても心配そうでした。主人も仕事後急いで帰宅してくれて、私の話をゆっくり聞いてくれて「大丈夫。大丈夫。頑張ろう!」と励ましてくれ、お腹の子には「ママが泣いてたら悲しくなっちゃうよね~!もうすぐで会えるよ~!」といつものように話しかけていました。

次の日、朝起きると前日に泣きすぎたせいか体はだるいし目は腫れて、頭痛が酷く心も身体も疲れ切っていた私。リビングのソファーに横になってはお腹の子のことを考え、また涙が流れてきました。そんな時にも胎動がボコボコと激しく...今思えば「いつまで泣いてるのよ!」とお腹の子が叱ってくれたのかなと。昨日は食欲がなくてほとんど喉を通らなかったけど、赤ちゃんの為に少しでも栄養のあるものを食べなくてはと重い腰をあげ、徒歩20分くらい先にある和食屋さんでランチをして、マタニティ整体で体を解してもらいました。

そして赤ちゃん本舗で入院が長くなることを考え、パジャマや下着を多めに購入し、帰宅しました。この日は主人も早めに帰宅してくれて2人で最後の夜をゆっくり過ごそうということに。お腹いっぱい近くの隅田川沿いを歩きスカイツリーを見ながらの夜散歩。夕飯は途中で見つけたお洒落なバルへ行きました。最後の日はスタミナをつけようとお肉を食べたり、たわいもない話をしたりと妊婦なので生ものもアルコールもなしでしたが、主人とゆっくり過ごせて気持ちが少し落ち着きました。食べすぎたせいかお店を出てからの帰り道にお腹と恥骨が痛くなり、2人で「食べ過ぎたね~!」なんて笑いながら話していました。

思わぬ自然分娩!

出血帰宅後、翌日の入院の持ち物や時間を再確認し、トイレへ行くと少量の出血がありました。「これがおしるし?」と疑問に思いながらも明日から入院するわけだし、病院へ行ったときに先生に報告しようと思っていた私。

その後もお腹がたまに痛くなるも「食べ過ぎた」とずっと言っていました。そして入浴を済ませ就寝前に、出産の様子を記録するために買ったビデオカメラに大きくなったお腹と日付が変わったので「今日から入院しま~す!」と言いながら妊婦最後の様子を収めました。そして就寝するも3時間後に腹痛で目が覚めた私。主人を起こし「まだお腹が痛いんだけど...」と言うと主人はすぐに痛みの間隔を計ってくれました。痛みは5分間隔でしたが、痛みの強さがすごく強い時もあれば弱い時もあってまさかこれが陣痛の始まりだとは思いもしませんでした。

よくテレビドラマなどで見る「あー!!痛いっ!」という強い痛みが本当の陣痛だと思っていたし、2日前は子宮口すら開いてなかったんだから多分これが前駆陣痛ってものなのかな~とのんきに考えていました。

主人は「これ陣痛なのかな?病院に連絡しよう!」と電話をかけると「すぐに来て下さい」と言われ陣痛タクシーで病院へ行き午前4時半に到着。

医師の内診の結果「赤ちゃんの心拍も異常なし!子宮口5㎝開いているので多分明るいうちに産まれると思いますよ~」と言われ驚きました。それでも痛みはたまにあるものの生理痛のような痛みで、もともと生理痛が重かった私は本当に今日中に産まれるのかと半信半疑でした。

それにまだ朝4時半で明るいうちって言われても夕方4時も明るいし...と主人と話しながら分娩台で横になりながらモニターで赤ちゃんの心拍を聞きながら話したり、痛みが来ても息をゆっくり整えるだけで耐えられる程度でした。そして途中何度も便意がありトイレへ行くも出ずに、助産師さんに「なんか便秘みたいな感じで。もしかしたら赤ちゃん産むときに便も出ちゃうかも。」と相談すると「よくあることだし、出そうになったら我慢しないで出しちゃって~!」と明るく答えてくれました。

私の出産した病院では浣腸もしなければ、必要なければ会陰切開も極力しないところでした。心強い夫分娩室で陣痛の間隔が短くなるのを待つもそんなに急には進まず、助産師さんのアドバイスを聞いて腰を回してみたりバランスボールを抱いてみたりして少し痛みが強くなるも「まだすぐには産まれなさそうだから、陣痛待機室へ移動しましょう。」と言われ廊下の向かい側にある部屋へ移動しました。

ここは畳の個室に布団が敷いてあって少しでもお産が進むように、と助産師さんが教えてくれた四つん這いで掛け布団を抱え込む姿勢をすると一気に痛みは強く、間隔は短くなっていきました。その時、朝食が運ばれ陣痛の合間にすぐに食べられるような小さなおにぎりや一口ハンバーグ、黄桃、ゼリーがあったのですが食欲がわかず、主人が黄桃を小さく切って食べさせてくれました。しかし、痛みは強くなり次第に朝食のハンバーグの匂いさえ気持ち悪くなり下げてもらうほどに。

たくさんの人に支えられ

医師と看護師の励まし一気にお産が進み私もあまりの痛さにぎゃーぎゃーと泣き叫び、それを聞いて助産師さんや医師も集まって来ました。医師からは「お母さん辛いよね~。痛いよね~。でも今ここで声出しちゃうと後でいきめなくなっちゃうから声出さないように頑張ろう!」と言って呼吸を一緒に整えようとしてくれましたが「だって...!痛いんだもん!」と泣き叫びながら反抗しました。いつもは医師にも助産師さんにも敬意を表して接していたので、自分でも何でこんなことを言ってしまったのか分かりませんが、多分相当必死だったのだと思います。
そしてそんなときに限って便意も最高潮で、もうトイレまで歩いて行ける自信がなかったのでここでしてしまえ!!と恥じらいも何もなくなっていました。結局、助産師さんに肛門を拳で抑えられていたのでいきみたいのに出来ずそのまま歩いて分娩室へ戻されたのですが、これが1番辛かったです。もう歩くことが辛く、廊下を挟んで向かい側の部屋なのにとても遠く感じ、私は旦那に全体重を預けそのまま引きずられるように分娩室へ入りました。
分娩台へ上るのも足を台に上げるのも、一人では出来ず助産師さんに全てやって頂きました。

私が分娩台に乗るとかなり大人数の助産師さんが来てくれてすぐに破水し、その数分後に娘が大きな産声をあげて誕生し、私も主人も娘もみんなで泣いていました。立ち会った主人は娘が産道をゆっくり回転しながら出てくる瞬間も見れて感動していました。時計を見ると午前8時14分。病院へ到着してから3時間44分のスピード安産でした。
バースプランには赤ちゃんの頭が出そうになった頃、助産師さんが主人に合図をしてビデオカメラで撮影をする予定でしたが、あまりの早さにこの時の為に買ったビデオカメラは結局使う間もなく終わってしまいました。
そして病院到着後から感じていた便意は、娘が出ようと押している感じを私が勘違いしているだけでした。

気持ちが通じて元気な娘が誕生!

頑張った赤ちゃん
予定日よりも18日も早く産まれた娘は1910gの小さな女の子でしたが、NICUに入ったもののよくおっぱいを飲み1週間で退院し、4ヶ月経った今では手足の力が強くて元気でよく笑ってくれます。また、娘が小さかったせいもあるのか今回の出産は会陰切開をせずに済みました。

娘が小さかった理由として後日検査結果を聞くと、私の胎盤が小さめで尚且つへその緒が胎盤の端についていたので栄養が中々吸収されなかったとのことでした。
娘が誕生する2日前、医師から衝撃的な事実を聞かされ一気に気分はどん底まで落ちて不安で泣いていましたが、その2日後は人生で1番幸せな日になりました。娘が産まれた直後に、2日前に診察してくれた医師が来てくれました。他の医師から連絡があり急いで駆けつけてくれたそうです。まさか、入院予定だった日に産まれるなんて誰も想像していませんでした。さらに偶然が重なり、私が産まれたときに私を取り上げてくれた助産師さんと今回娘を取り上げてくれた助産師さんの名前が同じだったのです。何か強い結びつきを感じました。

その後、色んな医師やスタッフから「お母さんの気持ちが通じたんだね。」と言われました。赤ちゃんに通じた想い
「ママが心配してるから、早く元気な姿を見せてあげないと!」「ママが処置を怖がってるから頑張って自分で出てみるよ。」「ママとパパに早く会いたい。」産まれてきた娘を見ていると何だかそう言っているように感じてしまいます。

いつか娘がお話を出来るようになったら、もし胎児記憶が残っているとしたら、この時のことを聞いてみたいと思います。

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