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先生から「妊娠糖尿病ですね」と告げられた私

点滴

妊娠初期、中期と大きな問題もなく過ごせてきたので後は後期だけと安心し始めた頃、そこからが私のマタニティライフの最大の危機となりました。
妊娠糖尿病後期に入り、体重増加は安定していたのですが先生から赤ちゃんが大きいと言われ始めました。
検診に行くたびに何度も赤ちゃんの大きさを測り直し、「やっぱり大きいな。」と呟く先生。
血糖値は妊娠当初から標準範囲内の高めで、後期になっても標準値内を超えてしまうことはありませんでしたが、妊娠糖尿病を疑われ始め、検査、検査の連続。
毎回ギリギリクリアをしていく私の血でしたが、数時間かけて行う検査でとうとう少しオーバーしてしまいました。
そして待っていましたとばかりに先生からやはり「妊娠糖尿病」ですね。と告げられました。
そのあとに脅しのような出産時のリスクについて話を聞きました。
大切な時期なのになんでここまでして、ちょっとだけでも絶対オーバーするまで検査をされなければいけなかったのだろう。
どうしてこんなにストレスをかけられるのだろう。と思い出しては泣く日もありました。これも今思えばマタニティブルーだったと思います。
赤ちゃん体重増加体重増加は問題ないのに食事を気にする日々が続き、迎えた臨月。予定日一週間前の検診です。
やはり赤ちゃんは大きいまますくすくと成長し推定3800g(笑)
「出産予定日までに産まれなかったら4000gを超えてしまうと思われます。その場合は帝王切開を行ないます。それまで陣痛誘発を行っていきましょう。本日から入院できますか?」と、いきなりの即日入院の提案でした。

急いで準備に帰宅し、一時間後に入院となりました。
ここから私の「誘発フルコース」がはじまります。

入院1日目 子宮口0cm 
ラミナリアという子宮頸管を拡張する海藻で出来た棒のようなものを入るだけ入れていきます。入ってしまえば多少の違和感のみでそこまでの痛みはありませんでしたが、入れる時は痛かったような記憶があります。最初は硬い棒のような感じで、徐々に水分を含んでいき、倍くらいまで大きくなり、子宮口を広げていく仕組みだそうです。私は初日10本を挿入し、そのまま15時から一晩過ごし、明日の朝の様子で次のステップに進めるかどうかが決まるということでした。
嬉しいことに、予定日が私よりも1週間早い、病院で知り合ったお友達が同じ日から同じ誘発入院をしていました!
彼女の1日目は12本。
私は彼女の後を追って誘発していく形になりました。とても心強い誘発先輩仲間ができました。

入院2日目 子宮口3センチ
ラミナリアの次のステップはバルーンです。
お友達はバルーンステップへと進んでいきましたが、私は居残り。2日目は16本のラミナリアが入るようになり、一日過ごし、夜にはバルーンステップへ進むことが決まりました。バルーンというのは名前の通り小さな風船のようなもので、わたしはかなり異物感がありました。バルーンを入れたまま就寝して、朝にバルーンが自然に落ちてくる位子宮口が開くと、とうとう陣痛促進へのステップへ進みます。

入院3日目 子宮口 5センチ
お友達は陣痛誘発点滴へ進み、3日目にして出産をむかえました。
バルーンが落ちかけていたので合格!と言われ、陣痛促進へ進むことにはなったのですが、私の場合はまずは点滴ではなく錠剤の陣痛促進薬からはじまることになりました。数時間おきに飲む錠剤。効きません。微弱陣痛は起き始めたのかな?という間隔です。
まだまだ我慢もできる痛みです。

入院4日目
点滴朝から陣痛促進点滴が始まりました。徐々に量を増やしていくのですが!!!
本格的に陣痛が来はじめました。ギューっと締め付けられるような感覚、NSTの示す山型の線も富士山のように大きな山を描き、波が来ていることを示します。10分間隔、7分間隔、5分間隔、ドンドン間隔もせまくなっていきます。
ふーっ。と大きく息をはいて波をしのぎます。朝9時から夕方6時まで延々と続きました。そして、今日の分の点滴がおわりました。
点滴が抜けると2-3分間隔まで進んでいた陣痛が、7分、10分、15分、30分と遠ざかって行き、遠ざかるとともに私は楽になるのですが、これは陣痛が薬だけで起きている証拠。自分の陣痛が乗っていない状態。と言うそうなのですが、点滴を抜いたら陣痛が無くなってしまう。あれだけつらかったのにまた明日の朝イチから始め直しとなりました。
帝王切開も見据えて骨盤のサイズと赤ちゃんの頭の大きさの検査を受けました。
ギリギリ通りそうと言われ、このまま頑張ることになりました。

入院5日目
陣痛5日目は朝七時から陣痛促進剤での点滴がはじまりました。早々に始まる陣痛、アプリで陣痛間隔を計りながらやり過ごします。子宮口の開きもまだ甘いし、赤ちゃんもあまり下りていない、やっと頭が触れる程度、とのことで、ただただ自分の陣痛が乗ってくるまで同じ偽物の陣痛に耐えます。本物と同じ痛みなのですが、薬によっておきているものという事が昨日で分かってしまっていてちょっと辛い5日目です。
量が増えるにつれて動悸がして、息切れがして、きつくてつらくてもう点滴を抜いて欲しいと思ってしまいます。
陣痛誘発、陣痛促進というのは赤ちゃんが元気だからこそ行えるもので、わたしの娘は私以上にタフに頑張ってくれていました。
先にへこたれたのは私でした。夕方、そろそろ今日の点滴も終わりかなと思った時に、追加点滴が発表されました。
ここで初めて辛くて涙がでてしまいました。動悸もひどくて終わると思ったものがここから増えるなんて考えられませんでした。
でもここが最後の自然分娩への頑張りどころでした。
本陣痛が本格的に乗ってこなかった場合の帝王切開のタイムリミットが迫っていました。
看護師さんに怒られ、お腹の赤ちゃんが頑張っているのだからとどうにか気持ちを持ち直し、最後の追加点滴にのぞみました。
先生からはこの点滴が効かなかったら、帝王切開に切り替えるか決めましょうといわれました。
陣痛間隔もずっと2分を切っていたと思います。
静かに大きく呼吸をして、ふーっ。と息をする音だけが部屋に響いていました。
主人は連日部屋の隅の小さな椅子で様子を見守っていました。
話しかけると私が怒るし、いなくなっても怒るし、静かに一緒に頑張ってくれていました。

医者先生から、「今ここまで頑張ってきて、これ以上薬でできることはありません。あとは破水をさせるしかありません。破水をさせたら一気に陣痛が進む可能性もありますが、そうならずに緊急帝王切開になる可能性もあります。その場合は破水させてしまっている分緊急帝王切開と予定帝王切開では安全度も変わってきます。どちらを選びたいですか。」と、聞かれました。
私が一番辛かったのはここでした。
誘発、促進を全てしつくしたからこその問いでしたが、まさか自分で選ぶ事になるなんて思っても見ませんでした。
帝王切開による安全性の違いと、もしかしたら可能な自然分娩。
1番は「赤ちゃんが安全に無事に生まれてくれること。」
もちろんここまできたら自然に産みたい気持ちがありました。
それでも選べるのなら緊急帝王切開は避けたい。という気持ちが大きくなりました。
自然分娩を選んだらまだ私には通常よりも高い可能性で緊急帝王切開の可能性があります。
「帝王切開でお願いします。」
この決断を伝えた時も涙が出てしまいました。
本当にこれでよかったのか、自然に産める可能性があるなら最後までそちらを選ぶべきではないのか。
グルグル頭の中で悩みながら、泣きながらの決断に先生は、どちらを選んでもここまで頑張ったことは無駄には決してなりません。と言ってくださいました。
出産後には後陣痛というものがあります。自分の陣痛が進めば進んでいるほど後陣痛は軽いそうです。
帝王切開が後が辛いとよく聞くのは傷の痛みもある上に、自然分娩よりも後陣痛がひどいのです。
私は自然分娩に向けてがんばった分、子宮口も開いているので、後陣痛は自然分娩の人と変わらないよ。といわれました。
帝王切開になることが決まり、追加の点滴を抜いて陣痛がおさまっていくようだったら、外泊の許可をもらうことにしました。
緊急入院となっていたので一度家に帰りたい気持ちが強くあったのです。
陣痛の間隔が15分、30分と引いていき、やっぱりまだだったのか。と悲しくなる気持ちがありましたが、久しぶりの我が家への外泊に、愛犬との再開、張り詰めていた気持ちが少し和らいだのかな?
なんと自宅で陣痛が復活しました!!!
つかの間の休息でした。明日は帝王切開なのにここにきて自分の陣痛が発生。
それでも間隔は30分からはじまり、15分、10分になる頃には朝になり、ウトウトしながらの1泊を過ごしました。
ここまでくると陣痛にもすっかりなれていて、もちろんつらいのですが、まだまだこの間隔は甘いな。などと初産とは思えない感想すら抱く余裕ができていました。
そんな中とうとう、出産予定日となり、自己陣痛も起きている中での帝王切開開始です。
手術台に乗る頃には陣痛自体も3分、2分と、だいぶ間隔も短くなっていました。
背中側から下半身麻酔をされて、数日ぶりに陣痛から開放されました。
本来陣痛マックスの時に陣痛がなくなるという、不思議な気分でした。。
下半身麻酔なので意識があり、手術されている様子がわかりました。
赤ちゃん誕生どれくらい時間がたったのでしょうか。
先生の「重っ!!」という声とともに「ふにゃぁーふにゃー。」という泣き声が聞こえました。
3705g・52.0センチ、元気なビックガールの誕生です。
お世話になった助産師さんが近くまで連れて来てくれてご対面。
手を繋いで、写真を取ってくれて、そんなホッコリする中、お腹が痛いのです。
「すみません。お腹が痛いです。」と告げました。
下半身麻酔をしているはずなのになぜか痛みます。
我慢しようとしても体が動いてしまうような鋭い痛みでした。
麻酔が切れてきてしまったみたいです!
そういえば、歯医者さんの麻酔もなかなか効かないことがありました。それが関係するのかわかりませんがとにかく痛い!
最後に聞いた声は、「痛み止め入れて!睡眠薬入れて!」でした。
一瞬で眠りに落ち、目が覚めた時には全てが終わっていました。
右手についていた点滴が左手に移っていて、「あれ?点滴が逆の手になっている。」とつぶやいたら、暴れてしまって外れてしまったので逆でさしなおしていますと言われました。
出産時でもなく、出産後の寝落ちている間に痛みで暴れているという、寝ているのに元気な私でした。
娘がなかなか下りてこなかった理由のひとつも判明しました。
胎盤の大きさです。
平均400gほどの胎盤が900gありました。
「とてもふかふかで寝心地がよくて大きく育っても出たくなかったのね。」と術後、助産師さんから言われました。
出産後は帝王切開なこともあり、尋常じゃない腰痛に悩まされ、入院中のオムツ替えすら立っていることが辛かったです。授乳は座っていたので体勢はオムツ替えよりは厳しかったはずなのですがこちらのほうが大丈夫でした。

ありがとうすでに入院1週間、そこから退院までトータル14日間の入院となりましたが、病棟はすっかり我が家のようで楽しく過ごしました。
気づけば私の出産はなかなか経験できないかもしれないフルコースとなっておりました。
子宮口を広げるところから始まり、錠剤、点滴、延々と続く陣痛、最後には自分の陣痛まで起きてからの帝王切開。
終わってみると全てがいい思い出に思えるのが不思議です。
あんなに痛かったのに笑えてしまうことだらけです。
出産は人それぞれでどんな形になるかはわからないとはわかっていたつもりでしたが、本当に生まれてくる直前までわからないものだな。と身を持って体験しました。
退院を目前にして、先生に感謝しなければいけないことが起きていました。
私の体重はすでに妊娠前まで戻っていました。
軽度の妊娠糖尿病と診断されていた私は、通常の妊婦さんよりもおかずが1つ少なく、飲み物もジュースが牛乳に変えられていました。退院数日前まで気づいていなかったのですが、知らないところでしっかりと食事管理をしてもらっていた2週間でした。
あんなに検査されて、病院すら変えたいと思ってしまって先生ごめんなさい。
今となっては感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。
後日談といたしましては、あんなに大きく生まれた娘でしたが小柄にスリムに育ち、もうすぐ元気に二歳を迎えます。

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