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不妊治療で得たものは夫婦の絆

DVD鑑賞

結婚から3年程経ち、そろそろ赤ちゃんをと本格的に考え始めた頃、たまたま年に一度の定期検診を行ったレディスクリニックで子宮内膜症が見つかりました。子宮内膜症でも種類があり私の病名はチョコレート膿腫でした。

先生がおっしゃるには妊娠を考えているならば年齢も考えて(当時34歳)手術をすすめるが、今の状態を経過観察しながら妊娠が不可能という事でも無いとの見解でした。しかし手術を行ったからといって妊娠する保証もないと。
決断が出来なかった為、セカンドオピニオンを探し診察して頂いたところやはり同じ見解だった為、仕方が無く手術の決断をしました。

がっかり私の妊活はここからがスタートでした。
 腹腔鏡手術を終え、先生にも卵管も通っているし妊娠きっと出来ますよ!と言って頂きまして、それに手術後の半年間はゴールデンタイムと言って妊娠しやすいのだとか、、。そういった事も聞いておりかなり勝手に期待をしてしまっていた当時の自分ですが、早くも打ちのめされるのでした。
早半年が過ぎ、一年近く経っても妊娠にかすりもしない状態でした。さすがにこれは自然妊娠は無理なんだ、と。今後の決断を余儀なくされ、かなり落ちこんでいたのを覚えております。まわりの妊婦さんを羨ましく思い、直視することが出来ず、芸能人のおめでたニュースにさえ全く祝福の気持ちを持てない状態に少しづつなっていったのでした。
 手術を行った病院の系列の不妊治療専門クリニックへ通い始め、ある程度の基礎的な検査を行い(夫は精子の検査)、特に未排卵や精子欠乏症などの所見はみられなかったので直ぐさま人工授精へすすみました。
先生のアドバイスは年齢的にも3、4回トライして駄目なら次の段階へステップアップしたほうが良いと言われましたが、その頃の私はこの人工授精で絶対に妊娠するから体外受精の事まで考えなくて大丈夫と、根拠の無い自信を持っており、あまり先生のアドバイスに聞く耳を持っておりませんでした。
そしてしばらくして、2度目の打撃を食らうのでした。
 早くも人工授精4回目、看護士さんにもそろそろ結果がでると良いですねと言って頂きましたが、いつも通りかすりもしない結果でした。

うまくいかない時期と言うのはなぜ続くのでしょうか?
なんだかうまくいかない、なぜうまくいかない、頭の中はとにかく「妊娠」のことだらけで支配されてしまいました。突然の会社の後輩のおめでた婚の報告。
なぜ私じゃなくて彼女なんだろう?
彼女はまだ20代、それに、それほど望んでの妊娠ではなかったはず。日々頭の中はこのような嫉妬や妬みに苛まれ、そういう自分に嫌気がさし本当に精神的にも辛い日々が続きました。
大人ですから表面的には元気におめでとうという言葉も言えますが心の中はもう、ぐちゃぐちゃでした。なんて器の小さい人間なんだろうと、この頃は自信喪失気味だったと思います。

DVD鑑賞 最後の砦、体外受精へと進んだのは人工授精4回目が失敗し半年ほど過ぎてからだったと思います。
やはり体外受精に踏み切るには少し勇気や決意が必要です。夫との話し合いも何度も行いました。夫も最初はやはり体外受精には少し難色を示しておりましたが、それは仕方の無い事です。しかしぼんやりとしか知識の無かった状態からしっかりと体外受精とはどういったものなのかを説明し、一度体外受精をするならここと決めていたクリニックでDVDをみながら簡潔に病院のシステムから医療技術までを勉強したところ、夫なりにとても腑に落ちたと言いますか、しっかりと理解し前向きな姿勢に変わっていきました。同時に私自身もそうでした。

口コミ ここと決めていたクリニックですが、全国でも有名なクリニックです。体外受精をするなら実績のあるところでと、始めから決めておりました。しかし一抹の不安もありました。今の時代インターネット等でいくらでも口コミが見れる時代です。当然私もインターネットでの口コミを拝見しましたが、有名クリニックだけあり口コミ数もかなり多かったのですが、多いと言う事は悪評も目につきます。それが気にならなかったと言えば嘘になりますが、これは私にはさほど問題ないかもと思ったのは悪評の内容です。ほとんどの悪評の内容は、先生がそっけない、診察が秒殺で終わる。受付の態度が悪い。など対応の悪さでした。技術がどう、看護士の処置がどう、と言った医療技術についての悪評はあまり無かったからです。そして一抹の不安を抱えながらですが初診の予約を取りドキドキしながら夫と二人で初診を迎えたわけですが、先生の対応も普通、むしろユニークな先生。そして看護士さんも明るくハキハキ、質問があればきちんと答えてくれます。受付の女性も至って普通の対応でした。私たちはある意味大げさですが腹をくくって出向いた次第でしたが、難なく終了し帰り際にはなーんだ至って普通だったよね?口コミってやっぱり実際体験しないとわからないものだよね?とホッと肩をなで下ろしたのでした。

 早速治療が始まりました。
治療の流れは
①卵胞チェック
②採卵
③受精
④培養
⑤移植
となるわけです。

精子はあらかじめ採取し凍結しておくか採卵日に一緒に旦那さんにきてもらっての採取になります。平日は仕事がありますから凍結される方も多いと思います。遠方の方なども精子凍結で対応です。
 そして私の一回目の治療は、二つの卵子が採れたのでそれを受精させ3日程培養し、一つは数日後に移植、一つは凍結という流れでした。初めての体外受精でしたが私の心はもう期待で一杯でした。人工授精の時もそうでしたがまたもや根拠の無い自信にあふれておりました。受精卵をお迎えにいくのが楽しみと言っては語弊がありますがそんな気持ちでした。
しかし、結果は陰性。今まで何年も妊娠しなかったのだから簡単にするわけないよね、と思い知らされましたが、正直期待していた為非常に残念でもうがっくりきてしまいました。
しかしまだ一回目。涙はまだ出ませんでした。

神様お願い 二回目の治療は前回の凍結卵を移植するという流れです。この時の気持ちはとてもフラットでした。さすがにもう過度な期待をする事なく、しかし心の奥底では今度こそ決めたいと当然ながら思っておりました。
これが駄目だったら次は三回目の体外受精になる。それで最後かもしれない。漠然と体外受精は3回くらいまでと決めていたからです。そのプレッシャーを想像するとやはり今回で是非とも妊娠したい。神様お願い!そんな気持ちでした。
しかし、陰性。
やはり駄目だった。
暗く先の見えない道のりはとても長い。くじけてしまいそうでした。
しかし、それとは裏腹に夫はとても冷静でした。彼も残念で仕方がないはずですが、DON’T WORRY BEHAPPYとメールをくれたり、いつも私が不安になるとこの言葉をくれるのです。私はこの言葉に何度も救われてきました。不妊治療以外でもそうでした。優しい旦那さんと結婚できて私は幸せ者だと、不妊治療は辛いけれど、高額な治療を受けられるだけでも幸せな事。受けられない方々はあきらめるという決断をしているはず。それに子供は授かり物。この授かり物という意味、私は理解しているのだろうか?していないかもしれない。

 三回目の治療は、採卵からのスタート。
一つ採卵出来たのですが、なんと培養が途中で止まってしまいこれで終了です。残念ながら珍しいことではありません。よくある事ですがショックです。暗く長い道。小さい光を探していました。

 四回目の治療も採卵からのスタートです。夫にも今回が最後かもしれないね。
これが駄目ならば、これはもう無理なのかもしれないね。そんな事を話した記憶がございます。少なからず覚悟を決めて採卵したのですが、意外にも沢山の卵子が採れました。いつもより運動もしていないし、食生活も特に気にせず過ごしていた時期の採卵でした。ストレス無く過ごしていたのが良かったのか、それとも偶然なのか。時間が経った今思えばそれは偶然なのでしょう。
そしてその内の一番良いとされる受精卵を移植しました。一週間後に判定の診断を受けに行くのですが、体の変化は特にない。妊娠すると体温が上がり、お腹がチクチクしたり、いつもとは違う症状が出る人もいます。しかし私は特に何も変化はありませんでした。

結果は夢にまで見た陽性でした。

診察まさかと思いましたが本当に陽性でした。判定を言い渡された先生もとても嬉しそうでした。普段はあまりにも患者が多い病院の為、必要最低限の事しか話さないクールな先生方もやはり陽性判定をお知らせする時はやはり嬉しいのだなと少し可笑しかったです。
陽性判定を受けたあとランチをして、大好きな植物を見に行きました。記憶にないのですが何故か夫はその日会社を休んでおりました。判定だけ聞きに行くだけだから午後から会社には十分間に合うのに、今まではそうしてたのに何故かこの日は休みを取っていました。最後だと思ったのでしょうか。何れにしろ最後になったのは確かです。嬉しい最後となったわけです。

涙 妊娠判定を受けてから出産まで、不安も沢山ありました。何せ今までの道のりが困難だった為不幸癖が付いてしまったと言いますか、何か悪い事が起きるのが当然と考えてしまうのです。いつからこんなにもネガティブな人間になってしまったのか。不妊治療を初めて4、5年が経っていました。世の中には子供を授かりたくてもそれが叶わない人、流産をしとても悲しい状態にある人、死産をした人。子を無くした人。人知れず涙を流している人がいる。そんな事を考える時間が増えたのは事実です。
マイノリティは言葉を発する事無くグッと我慢して人知れず泣いている。世の中にはそういった方々が沢山いる。自分は少しでも弱い立場の方々の気持ちがわかる人間になりたいと心に誓うのでした。

 このネガティブ人間は暫く続く事になるのですが、しかしながら出産を終え育児に没頭する今、少なからずそのネガティブ人間は消滅していっているのを感じます。不妊治療を経験し良かった事は夫婦の絆が深まった事です。一つ大きな山を越えたのは確かです。何度も話し合い涙し喜びを分かち合う事が出来ました。これからの人生まだまだ色んな事が待ち構えているでしょう。その時にはもっともっと夫婦や子との絆も深まっていくのでしょうか。そうなるよう頑張っていきたい。今はとても前向きな気持ちで未来が楽しみです。

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