この記事は約 5 分で読めます。

大事な一粒種


私には娘が1人います。
私自身が1人っ子なので、もう1人くらい子供は欲しかったのですが、43歳の今、もうあきらめました。だから大事な大事な一粒種です。現在10歳ですが、とってもいい子で仲良しです。

この子を妊娠した時、私は人生で2回めの妊娠でした。1回目は残念な結果でした。
1回目は稽留流産で、一緒にエコーを見よう!と、はじめて主人と産婦人科へ行った日に赤ちゃんの心拍が消えていました。前の日には元気にバクバク動いていたのに、突然のことですごくショックでした。「きっとお空に忘れ物を取りに行ったんだね。」といって乗り越えました。
「忘れ物。」
なんでしょう。
私達夫婦はその忘れ物は・・・・・。おちんちんかな?
と、思い、次の子は男の子かもしれないね。
と、早くも気持ちを切り替え、次の妊娠へと目を向けました。

それから2年でやっと妊娠しました。その時に不思議な事がありました。
うちはメスの猫を1匹飼っていました。
妊娠3ヶ月くらいのある日、なんとなく調子が悪く、体が重いな。だるいなぁ。と思っていたら、トイレで少し出血しました。一度流産を経験しているので、ものすごく不安になり血の気がひいたのを覚えています。主人のいない昼間だし、検診の日は明日だけど1人でタクシーにのって病院にいこうか?いや、少しの出血くらいで病院に行っても帰されちゃうかな。とか色々悩んでいるうちに、その後の出血はなかったので、予定通りに病院に行くことにしました。
普段通りにご飯の支度やお掃除をしていると、猫がにゃあにゃあ。とやたらうるさく私に向かって鳴いてきます。「どしたのさ。」と猫を抱いてソファに座ると、猫は満足そうに私の膝の上に居座りました。「さ、もうおしまい。お仕事があるからね~」と立ち上がると、またにゃぁにゃぁうるさい。「どーしたのさ、今日は。」と、不思議に思っていましたが、なんだか猫の切実な感じにただならぬものを感じ、抱っこしたままゆっくりしていました。

猫がうるさかった。と主人に話してご飯支度を手伝ってもらい、食事をすませて寝ようとトイレをすませ寝ようとしたら、また出血してました。下着に血がついていました。主人もいたので、病院に電話して連れて行ってもらったら切迫流産でした。
そのまま入院となり、安静の毎日。
その時わかりました。猫があんまり動くな。といっていたのだな。と。

入院中、実家に親戚が遊びに来ているということで、実家に遊びにおいでと母から呼び出しがありました。私は前回の稽留流産のことを両親には話していませんでした。なぜなら、赤ちゃんの心音が消えた日は、孫ができるのを心待ちにしている父の誕生日だったからです。今回も同じような結果になる可能性もある。と思い、安定するまで両親に報告するのは待つことにしていました。
しかし、入院している今、遊びに行くことはできません。返事を渋っていると母から電話がありました。「あんた、なんかあったの?どっか悪いんじゃないの?」と。私がちょっと言葉につまっていると「今朝の夢でね、あんたんちのにゃーごが、うちまで来れるわけないのに(車で30分くらいかかる。)裏庭の塀の上を歩いてきて、「あらにゃーご、どーしたの?」って言ったら、お股から血がだっーと出たんだよね。」といいました。私は観念して全部母に話しましたが、遊びに来ている親戚には、御見舞にも来てほしくないし、内緒にしてほしい。とお願いしました。
またしてもうちの猫のファインプレーでした。母の夢に侵入するだなんて。

その後、私は妊娠糖尿病が見つかり、大きな病院に転院。
転院前に一度家に帰り、2ヶ月ぶりに猫に会いました。猫がまた膝の上にどかっと居座るので、今度は言うことを聞いて私もゆっくりしていました。久しぶりに家に帰ったので、やりたいことはたくさんあったんですけどね。
妊娠糖尿病の教育入院も終わって家に戻ったときは、もう妊娠8ヶ月間近でした。
大きなお腹の私が帰ると、やっぱり猫は私の膝の上にどかっと乗ってきます。でも今度はお腹が出っ張っているので居心地が悪そうです。胎動も激しく、お腹の子が猫を蹴っ飛ばしたときもあって、猫はびっくりして耳を立てて飛び去りお腹に向かって”にゃー!”ということもしばしばでした。
それからも猫は、赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしているかのように、私が座ると膝に乗ってきたり、寝るとお腹の横にくっついてきたりしていました。私も邪魔だと思うことは一度もありませんでしたし、生まれてくるお腹の子にむかって、猫のことをよく話していました。

そしてなんとか無事に娘が誕生しました。
頭が大きくて、結局帝王切開になりましたが、健康な赤ちゃんが生まれました。
退院して家に戻り、まずは色々お世話になった猫に娘を紹介しました。
赤ちゃんと猫については賛否両論ですが、ケースバイケースだと思います。
うちの場合はじゃれるほどの若い猫ではなかったし、性格も穏やか。
赤ちゃんの方にもアレルギーはなかったようなので、何も問題はありませんでした。
猫は赤ちゃんの匂いを少し嗅いで、興味なさそうにいなくなりました。
感動的な対面を期待していたわけではありませんが、ちょっぴりがっかりです。

でもまたしても猫は大活躍してくれました。
新生児のお世話は大変ですよね。
そんなさなか、夫は海外出張に行ったり、持病の悪化で入院したり、家にいることが少なくなりました。実家の母は車があるわけでなく遠いので、気軽に呼べる状態ではありません。それに私の妊娠糖尿病は本物の糖尿病だったことが発覚し、実家の高カロリーの食事の中で楽して暮らすわけにもいかなかったのです。私は家で1人で頑張ることに決めました。
しかし意外ですが、主人がいないということは「ちょっとの間みていてくれる人がいない。」というのが1番困ることなだけで、逆にご飯の時間やお弁当づくり、洗濯などの時間に縛られることなく、赤ちゃんの都合に合わせて後回しにできるのでとても気楽でした。ご飯も面倒なら納豆ご飯だけでもいいのです。それに私糖尿病ですから、食べ過ぎは余計に悪いのです。
そんな生活のなか、私の良きパートナーは猫でした。
お風呂掃除している時、トイレに行ってる時とか、外に洗濯物を干してる時。
そんなほんの少し離れる時間、猫は見わたしのきく少し高い場所に箱座りして見ていてくれます。娘が目をさまして泣いている時、ミルクを吐いてないている時、寝返りをうってソファから落ちそうになった時、私のところに知らせにきてくれました。

娘がだんだん大きくなり、大人と一緒に布団で寝るようになると、猫は娘の近くで寝るようになりました。その頃には主人の仕事も落ち着き、毎朝お弁当を持って出かけるようになりました。私達が先に起きて活動している間、猫は娘と一緒にいてくれました。
主人を送り出したあと娘を覗きに行くと、いつも娘は起きていて、ニコニコ猫と遊んでいました。尻尾やひげを引っ張っても猫は怒りませんでした。娘にとって猫は生まれたときからいつもそばにいる優しい存在でした。今はもう虹の橋を渡ってしまいましたが、私にとってもペットというよりも一緒に子育てをしてくれた相棒という存在です。娘の赤ちゃんの時の話を思い出すと、真っ先に猫の話が出てきます。楽しかった思い出です。子育てを苦だと思ったことはありませんでした。

スポンサードサーチ

その他関連キーワードから探す

大事な一粒種へコメントをする

※メールアドレスは公開されません。


他の口コミ・評判

前田産科婦人科医院へのくちコミ・評判 (ぽちこさん)

いつも混み合っていて、早朝6:30~その日の直接予約記入ができます。
院長先生をはじめ、日替わりでいる先生方も親切に向き合ってくれます。

知人に話しても、この病院の評判はとても良いです。

ただその一方で、受付の方の対応が無愛想で高圧的な方がいるのが非常に残念ですが。

横関産婦人科医院へのくちコミ・評判 (山中香織さん)

生理前の頭痛やイライラで通院しています。
漢方薬と内診で治療しているのですが、1週間毎の通院で、最初は戸惑いましたが、次の生理の時には、頭痛がいつもよりましになりました!頭痛外来に通っても良くならなかったのに、婦人科と関係あるとは思ってもみませんでした。時間とお金はかかりますが、花粉症なども一緒に診ていただけるので、他の病院に行かなくてもよく助かっています。

はぐくみ母子クリニックへのくちコミ・評判 (かいりママさん)

妊娠検査薬で反応があり、受診希望なんですが、希望日時の予約が✕でした。待つのを覚悟で予約なしで伺っても良いですか?

川口クリニックへのくちコミ・評判 (彩香さん)

[感想・費用・待ち時間・看護師などスタッフの対応]

事前に予約を入れ、初めてお伺いしました。

予約を入れていましたが、かなり待たされました。
45分待っても、呼ばれず・・・

菱田レディスクリニックへのくちコミ・評判 (愛知りなさん)

ご意見ありがとう

産科・婦人科など病院の比較と産婦人科口コミができるサイトです