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赤ちゃんとの別れと出会い


「私が苦労した妊娠体験談」

2016年9月18日、第一子を出産しました。

私達夫婦は、不妊治療こそしなかったものの、約2年間の不妊に悩んだ経験があります。卵管造影だけでもしてみようかと産婦人科を訪れ、勇気を出して初めての卵管造影をしたのでした。幸い痛みもなく、卵管の異常も見られなかったため、意外とあっけなく「こんなもんなんだなぁ」というのが正直な感想でした。ですがこの直後に、待望の妊娠をすることができたのです。

・赤ちゃんが来てくれた!
「卵管造影の直後は妊娠しやすい」となんとなく聞いたことがあったので、もしかして…とは思っていましたが、まさにその通りでした。妊娠検査薬で陽性が出たことが嬉しいやらビックリやらで、転がるようにして産婦人科に行きました。本当にドキドキしながら先生の内診を受けたことを覚えています。まだ心拍も確認できないほど小さい赤ちゃんでしたが、確かに私のお腹の中にいるのが見えました。言葉では言い表せない、不思議な気持ちでした。すぐに旦那に報告し、パパとママになれたことを二人でとても喜びました。

・赤ちゃんとの別れ
ところが、その後心拍が確認できるはずの時期になっても、なかなか心拍を確認することができませんでした。「とにかく心拍さえ取れれば一安心だから」と言われた言葉がよけいにも重たくのしかかって、不安に押し潰されそうでした。そしてその後、心拍がやっとのことで確認できて喜んだのも束の間、残念ながら私は、赤ちゃんを流産してしまいました。あのときの悲しい気持ちは言葉では言い表すことができません。たくさん泣いて、泣いても赤ちゃんは戻ってこないと気付いて、また泣いての繰り返しでした。自分を責めたりもしました。

しかしそんな時に旦那が何度も「また必ず会えるよ」と励まし続けてくれました。そのおかげで時間が経つにつれて少しずつ精神的に回復し、それと同時に、ダメージを受けた体も元通りになっていきました。そして、時間はかかりましたが、もう1度「やっぱりママになりたい」「赤ちゃんに会いたい」と思えるようになりました。

・やっぱり、ママになりたい!
そしてそれから約1年後、私達夫婦のもとに赤ちゃんはまた、来てくれました。
赤ちゃんは、順調に大きくなってくれました。はじめて母子手帳をもらった時、はじめてお腹のエコーで顔を見た時、はじめてお腹を蹴った時。なんとも言えない幸せな気持ちでした。産まれる前からこんなに私達を幸せな気持ちにしてくれるなんて、すごいなぁ、と思っていたことを覚えています。しかし、安定期に入るまでは、些細なことでもすぐに不安になって産婦人科に飛んでいくほどでした…。その思いは旦那も同じだったようで「一人の体じゃないんだから」と、まるで病人のように扱われる日々でした。その甲斐あってかなんとか無事に安定期を迎えた私達は、当時の1LDKの家から、私の実家近くの2LDKに引越しをすることになりました。

・切迫流産?!
引越しをしたのはちょうど妊娠6ヶ月に入った時でした。引越しが終わり、ついに新居での生活が始まった矢先の出来事でした。妊婦検診で、子宮頸管が短く切迫流産気味であると指摘され、まさかの自宅での絶対安静を言い渡されたのです。今後さらに子宮頸管が短くなって2センチをきることになれば、即入院とのこと。その時点で2.4センチだったこともあり、まさにトイレとお風呂以外はほとんど寝たまま過ごす日々のスタートでした。お医者さん曰く、「妊娠中に引越しをした人には子宮頸管が短くなる人が多いよ」だそうで…。今となっては謎のままですが、もしかして先生の言ったとおり引越しが原因だったのかもしれません。以降は子宮収縮を抑制する張り止めの薬を飲みながら、2週間おきの妊婦検診で赤ちゃんの成長を見ることだけが楽しみな毎日でした。

・臨月に突入!
そんな私達の心配をよそに、お腹の赤ちゃんはぐんぐん成長。妊娠後期に入る頃には、「大きめな赤ちゃんです」と言われるほどになっていました。一度短くなった子宮頸管は長くなることはないらしく、当然ですが長くはならなかったものの、なんとか入院することもなく妊娠後期に突入できました。やっと少しだけ安心し、この頃には出産のための準備などもゆっくりと始めていました。依然として切迫早産という診断はついていましたが、体調も良く、残り少ない妊婦生活を楽しむ余裕も生まれました。時間を見つけては、ベビーグッズを手作りすることが楽しくて、次々と作っては赤ちゃんが生まれて来る日を考えてわくわくするのが日課になっていました。

あれよあれよと言うまに正産期である37週に入り、切迫早産の心配はなくなりました。続けていた張り止めも飲まなくてもよくなり、我が子が少し大きめだったこともあって、むしろ早く出せと言わんばかりに運動を勧められる始末。言われた通りに毎日30分から1時間ほどのウォーキングを朝晩の2回。暇さえあれば家中の掃除に励んでいました。少しずつ出産に対する恐怖も目覚めてきていた私は、「とにかく早く産まなければ恐ろしいことになる!」とビビりまくっていました…。『予定日より早く産む方法』なんかをネットで調べに調べて、片っ端から試しました。焼肉を食べると産まれる、オロナミンCを飲むと産まれる、内診でグリグリされると産まれる、など、今考えれば意味があったのかなかったのかは分かりません。

予定日3日前
何の兆候もないままいつもどおりの日々を過ごし、「今日も産まれなかった…」とつぶやきながらお布団に入って寝ようとしていた出産予定日の3日前。旦那が、「明日産まれる気がする!」と言い出したのです。「お腹の大きなうちに写真を撮らなきゃ」と唐突に記念撮影を開始。訳の分からないことに付き合わされた気持ちのまま、適当に相手をして眠りにつきました。

・ついに…陣痛??予定日2日前
予定日2日前、朝5時頃にトイレに行きたくなり目を覚ましたのですが、なかなか眠たくて起き上がれずお布団にくるまってゴソゴソしていました。すると、なにやらパジャマの裾が濡れているような感じで、触ったその手をフッと見ると、なんと「血」でした。トイレを済ますと、 意外にも冷静な自分に驚きながら、とりあえず旦那に報告。これが噂のおしるしかぁとか思いながら、「いちおう病院に行ってまた連絡する。」と言って、やたら大騒ぎする旦那を無理やり仕事に送り出したのでした。念のため洗濯物をすべて部屋干しし、洗い物と家中のゴミ捨てを済ませ、シャワーを浴びてから、朝イチで病院を受診するための準備をしました。気持ちお腹に生理痛のような重たさを感じる程度で、強い痛みはなかったように思います。診察開始の9時に病院に着いたのですが、土曜日の午前だったこともあって、すでに待っている患者さんが多く、しばらく待つことになりました。心なしかじわじわとお腹が痛くなってきているのを感じながら、内診とエコー、NSTを終えたのがお昼すぎでした。子宮口も開いておらず「まだまだだよ~」とのこと。おしるしから出産まで1週間ほどかかる人もいるそうで、「出血や破水がなければ、陣痛が10分間隔になったらまた来てね」と言う先生の言葉に安心し、帰宅しました。

遅いお昼ご飯を食べて、痛みも強くならず特に変わったことがなかったので「今日は産まれないのね」と判断し、お昼寝をしたりのんびりして過ごしていました。旦那が帰宅し夕食を終えた頃でしょうか、なんとなくお腹の痛みが強くなったような気がしながら、片付けやお風呂を済ませていました。それが21時頃の出来事でした。ソファに座って様子を見ていたのですが、急に痛みが強くなってくるのを感じ、徐々に不安に…。汗が出るくらいの痛みなのは間違いないのですが、どうも間隔がハッキリとせず、病院に行くべきか迷っていました。病院に電話すると、あくまでも「10分間隔になったら…」の一点張り。そして23時をまわった頃、ついに耐えきれず病院に行くことにし、自宅を出発したのでした。

・長い長~いお産!予定日前日
陣痛室に入ることになり、NSTを装着して数時間起きに子宮口の開き具合をチェックされます。しかし、そこからが大変でした。なかなか陣痛が強くならず、じわじわと削られていく体力と気力。産まれるほど強くはないけれど、寝て休めるほど弱くはない陣痛が、数分おきにきていました。間隔も2~5分程度とバラバラのままでした。朝までこのままだと体力が持たないとのことで、痛み止めを打って少し眠るようにと先生から言われたのですが、痛み止めを打っても寝られるほどは効きません。

私も限界が近付いていましたが、それは付き添ってくれていた旦那も同じでした。今考えると笑えるのですが、お腹が痛いことよりも「おしりが痛い」ことのほうが辛かった私は、とにかく旦那におしりを強く押してほしいと要求し続けていたのです。テニスボールでお尻をマッサージすると楽だと言われていたことを思い出しましたが、時すでに遅し。そんなもの用意していなかった私は、とにかく手でおしりを押してもらうしか方法はありませんでした。旦那の腕はほとんど力が入らなくなり、最後は足でおしりを押すという状態に。看護師さんに笑われながら、足で私のおしりを踏みつける旦那の表情は、真剣そのものでした。

予定日前日朝6時に分娩室へ やっと会えた、赤ちゃん!
6時を過ぎても陣痛の具合は変わらず、「微弱陣痛では?」と先生が様子を見にきていたその時、破水が起こりました。「必要なら陣痛促進剤を入れてでも、もうお産に入りましょう」とのことで、分娩室に移動することになりました。相変わらず、私のおしりを押し続ける旦那。駆けつけた私の母親や妹も加わって、旦那を援護し始めました。「もっと強く押して~」と騒ぐ私と、私のおしりに群がる家族。今考えれば笑える光景でした。

分娩室に入って4時間程経ち、時間は朝の11時。赤ちゃんの頭が見え始めた時でした。私は酸欠気味で意識が飛び飛びになっており、もう自力でいきむだけでは難しいと判断されたようでした。先生に、お腹を押して赤ちゃんを押し出す処置を提案されました。藁にもすがる思いでお願いし、ついに、その時がきたのでした。大きくて元気な泣き声でした。長い長い出産が終わったことにホッとしたのと、「やっと会えた」という気持ちで、涙が溢れました。そして何よりも、私の目を見て「ありがとう」と何度も言ってくれた旦那を見て、しんどかったけれどこんなに幸せな気持ちになれたことを嬉しく思いました。

・いま、思うこと。
現在子供は4ヵ月で、まだまだ私も母親4ヵ月。慣れないことばかりでてんやわんやな日々を送っています…。ですが、こうして私達夫婦のもとに赤ちゃんが来てくれて、無事に産まれてきてくれたことは、奇跡です。この手に息子を抱けることがどれだけ幸せなことか、いつも、忘れずにいたいと思っています。

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