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私の一生懸命な日々のスタート


結婚してから、私たち夫婦はお互いの仕事や、やりたいこと、日々の生活に追われ、子どもを持つことをそこまで真剣に考えたことがありませんでした。周りの友人たちに子どもが産まれ、自分たちも子どもを持つ時期なのかと考えたのが結婚3年経った頃でした。友人から、妊娠したくてもすぐには出来ないかもよと聞かされていたことや、ブライダルチェックも受けていなかったので、主人と相談して不妊治療にも対応しているクリニックへ行くことにしました。基礎的な検査を受けた後、年齢的には妊娠しにくい年齢ではないので(受診時31歳)、タイミング法を行いながら、様々な検査を行いましょうと先生に言われました。そんなさなかに、妊娠が発覚しました。クリニックで受けた検査の結果ばかりを気にしていたので、まさか妊娠するとは思っていませんでした。驚きのほうが大きかったように記憶しています。主人もとても驚いていました。
妊娠生活は、悪阻から始まりました。車酔いのような気持ち悪さがずっと続き、匂いにも敏感になりました。食べ物の好みも変わり、食べすぎると気持ち悪くなり、電車に乗っては匂いが気になる、そんな日々は結局出産するまで続きました。妊娠なんてもう2度としたくない…と思いましたが、そんな生活にも少しずつ慣れていきました。何もかもが初めてのことばかりで、少しでも体調に変化があると、不安や心配にもなりましたが、けれど妊娠生活は大きなトラブルもなく順調でした。足がよくつるようになったり、お腹が大きくなるにつれて、よく眠れなくなったり、困ったことはいくつかありましたが、マタニティヨガへ行ったり、両親学級に参加したり、主人と2人で旅行へ行ったり、子どもの物を揃えたりする日々の中で、胎動を感じ、段々と大きくなるお腹と共に、子どもに会える日が楽しみになりました。妊娠生活でそれぞれが経験する、大変なこと、嬉しいこと、楽しいこと、そんな様々な経験を経てみんなお母さんになるのだなと実感しました。
予定日を3日過ぎた土曜日の朝、起きた時から、お腹が張る感じがあり、痛みも少しありました。少し経つと収まるのですが、明らかにいつもとは違う感じでした。きっとこれが陣痛なのだろうなと思い、感覚が短くなるのを入院準備をしながら待ちました。お昼を過ぎ、とりあえず出産に備えて、スタミナのあるものを食べようと焼き肉を食べに行きました。中々陣痛間隔が短くならず、入院したのは18時ころでした。しかし入院しても陣痛間隔は一向に短くならず、出産はまだ先になりそうだということで、LDRではなく、一般病棟の部屋で1日目は過ごすことになりました。間隔が短くならないとはいえ、陣痛は3分間隔でやってきます。眠ってくださいねと看護師さんには言われましたが、痛くてあまり眠れませんでした。でも明日には子どもに会えると思って耐えていましたが、実はここからが長い分娩になったのでした。
日曜日になりました。一般的に初産は時間がかかると言われていますが、日曜日中には生まれるだろうという事で、私の両親や主人のお母さんも病院に来ていました。しかし、陣痛間隔は短くなりません。お産が進むからと助産師さんに勧められ、病院内を歩いたり、病室で立ったり、食事をしたりしましたが、中々進みません。主人も一緒に歩いたり、身体をさすってくれたり、2人の母も励ましてくれましたが、結局夕方になり、面会時間も終わり主人以外は帰りました。そのうち、私の体力も段々と落ちてきました。痛みも辛かったのですが、一体いつになったらこの痛みから抜け出せるのかが分からないことが一番辛かったです。先生に少し休ませてほしいとお願いして、痛みを和らげる薬を点滴してもらい、少しウトウトしました。月曜日の朝になり、子どもの心拍が良くなくなってきたので、陣痛促進剤を投与して、お産を進めることになりました。そこからはあまり覚えていないのですが、とんとんとお産は進み、8時少し前にやっと息子と会うことが出来ました。入院してから38時間経っていました。初めて子どもと会った時の感動は忘れることができません。本当に小さくて、でも一生懸命泣いている息子を見て、こんなにも愛おしい、代えがたい宝物を与えてもらった喜びで一杯でした。
お産も大変でしたが、初めての育児は想像以上に大変でした。すべてのお母さんが経験しているのでしょうが、新生児期はおむつを替え、ミルクをあげることの繰り返し。産後に体調を崩してしまい、母乳からミルクに切り替えなければならなかったこと、3時間ごとの授乳、自分に母親がきちんと務まるかという不安、様々なストレスで泣いたこともありました。そんな時、先にママになっていた友人たちが助けてくれました。「産後はブルーになるものなんだよ、私もなったよ。でも落ち着くから大丈夫、時がたてばちゃんと落ち着くから」と教えてくれました。私だけではない、そんな風に思えた日から夜中の授乳も少し楽になりました。夜中や明け方に起きたとき、窓から見えた他の家の灯りに「頑張っている人がいる」と励まされました。もちろんその灯りは育児をしている人の家とは限らないのですが、自分だけではないと思うことがその時の私にとって重要だったのです。不安だらけだった新生児期の育児で少し前を向けた出来事でした。
息子は6歳になりました。息子が育っていくのと同じくして、私自身も母親として少しずつ成長できたかなと思っています。育児をしている中で、本当にたくさんの方々の助けをもらったなと、1人ではないと感じます。保育園の先生やお友達など、息子に直接関わる方だけではなく、例えばスーパーで手伝ってくれたお店の方、子どもの成長を見守ってくれる近所の方、多くの方々のおかげで、息子はすくすくと成長しています。そして私自身も母親としてだけではなく、人間として多くの物や経験、考え方を得ることができたことは子育てのおかげだなと感謝しています。
今、自分自身の育児を振り返ると、初めての経験だらけで、不安や心配もたくさんありました。落ち込んだこと、自信を失ったことも1度や2度ではありません。自分がしっかりしなくてはいけないと、そんな思いで一杯になり、ストレスを感じることもたくさんありました。けれど、それと同じくらい、楽しかったり、嬉しかったり、感動したり、癒されたり、それまでの人生では得難い経験もたくさんできました。もしその頃の自分にアドバイスをあげられるのなら、心配していたこと、例えばミルクをあげる量、離乳食をあまり食べない、歩くのが遅い、野菜が嫌い、そんなすべての心配事は大したことがないのだと、1つ1つの出来事を経験して乗り越えて、息子は元気に育っているし、私も母親として楽しくやっているよと伝えてあげたいです。
けれど育児での出来事や経験の全て、大変だったこと、悩んだこと、苦しかったこと、心配したこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、感動したこと、感謝したこと、思わず微笑んでしまったこと、これらの全てが今の私自身を作っているものであり、人生の中心であり、大切な思い出であり、生活そのものです。何一つとして欠くことはできません。これからも子育ては続きます。うまくいく日もあれば、そうでない日もあるでしょう。立派で偉大で尊敬されるような母親にはなれなくても、子どもの人生の1番の理解者でありたい、そんな母親になれるように、私の一生懸命な日々はもうしばらく続きそうです。

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