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前置胎盤を抱えてのハイリスク出産

つわり

前置胎盤を抱えてのハイリスク出産、辛すぎるマタニティ生活

結婚して三年目にして、待ちに待った妊娠が発覚しました。
妊活を始めてから、なかなか赤ちゃんが来てくれず、病院でタイミング療法を始めてから約一年した頃でした。
私や旦那、そして両親も心待ちにしていた妊娠の報告。
しかし、喜んだのはつかの間、度重なる出血や前置胎盤の発覚など、決して楽しいマタニティ生活ではありませんでした。
私のトラブル続きのマタニティ生活、そして前置胎盤とは何か?詳しくご紹介したいと思います。

妊娠しない…不妊症なのかと病院へ相談

不妊症とは、避妊をせず適度な夫婦生活があったにも関わらず、1年間経っても妊娠しない事を言います。
当時、友人の間ではベビーラッシュが重なり、私たち夫婦も本格的に妊活を始めたこともあって、早く妊娠しないかなという期待と、毎月狂いなく来る生理にプレッシャーを感じ始めていました。
基礎体温計や排卵検査薬を使用し、自己流ではありますが、タイミングを合わせることも挑戦していました。
しかし、その努力もなかなか実らず、夫婦生活自体がストレスになり、このままではいけないと思い、病院へ相談しに行くことを決めました。
病院では超音波を使い排卵をより確実に予測し、医師の指示でタイミングをとるタイミング療法を行い、血液検査を定期的に行いました。
旦那にも原因があるかもしれないという事で、精液検査を数回実施しましたが、二人とも特に大きな問題はない事が分かり、地道に回数を重ねていきましょうという方針になったのです。

タイミング療法1年で妊娠した!

タイミング療法をして1年経った頃です。
諦めかけたときに妊娠するといいますが、これが本当に当たりました。
妊娠した月の超音波での排卵予測は残念ながら排卵済みという残念な結果を伝えられた時でした。
しかし、実際はまだ排卵は終わっておらず、妊娠を意識した夫婦生活ではなかったのが功を奏しました。
生理予定日になっても生理は一向に始まらず、まさかと思い妊娠検査薬を試してみると、陽性の反応が出たのです。

医師へ妊娠報告をしに行こうとした前日に突然の出血がはじまる

妊娠検査薬で陽性反応が出てから1週間後でした。
そろそろ病院へいこうかなと思っていた矢先の事でした。
生理が来た時のような感覚があったため、トイレに入ると、ショーツに茶色い出血があったのです。
すぐに病院へ向かい、診断結果は≪切迫流産の疑い≫
妊娠確定と切迫流産の疑いの2つの診断はとても困惑しました。
妊娠初期の流産は母体側の問題ではなく、赤ちゃん側に問題がある場合がほとんどらしく、投薬や注射で流産を止めることは出来ないようです。
赤ちゃんの生命力を信じるのみ。
なんとか出血が止まらないかとひたすら願う毎日でした。
そして、数日間出血が続きましたが、なんとか止まり、無事に赤ちゃんの心拍を確認することが出来るまでになりました。

安定期頃から早すぎるお腹の張りに悩まされる

幸いにも、つらいと言われるつわり症状は全くなく、お気楽な毎日を過ごしていました。
しかし、安定期頃からお腹に何とも言えない不快感を覚える様になりました。
立ち上がった時にお腹が下にグーッと引っ張られるような、突っ張って痛いような…
当時はお腹の張りというものがイマイチ分からず、医師にも上手く伝えることが出来ませんでしたが、今となってはこの症状がまさにお腹の張りだったのでしょう。
安定期頃にお腹の張りが出るのは早すぎる、赤ちゃんからのSOSだったのかもしれません。

ハイリスク出産の一種、前置胎盤の可能性と診断される

前置胎盤(ぜんちたいばん)という病気をご存知でしょうか?
通常、胎盤は子宮口から一番遠い部分である上部にありますが、前置胎盤は真逆の位置である子宮口付近や、子宮口に覆いかぶさるように胎盤が作られてしまう病気です。
本来、陣痛が起こり、赤ちゃんが産まれた後に胎盤が剥がれ体外へ排出されるという順序ですが、前置胎盤はその逆で、赤ちゃんが産まれる前に胎盤が剥がれてしまう、もしくは胎盤が邪魔で赤ちゃんが出てこれないという状態になります。
そうなると、赤ちゃんの酸素供給が途絶えてしまったり、ママが大量出血を起こし、最悪母子ともに死に至る危険があるとても恐ろしい病気です。
胎盤によって子宮口が塞がれている、または少し触れている場合、自然分娩での出産は不可能で、帝王切開での出産方法が絶対条件になります。
しかし、前置胎盤の疑いと診断された場合でも、お腹が大きくなるにつれ胎盤の位置も上へ移動する可能性も十分にあるため、胎盤が少しでも子宮口から離れれば自然分娩が可能になります。
最終的に前置胎盤の診断を受ける人は、全体数の1%に満たない位の本当にごくわずかです。
私は24週の時点で前置胎盤かも?と診断を受けていましたが、宝くじに当たるくらいの低い確率だから、どうせ大丈夫だろうと、全く気にしていませんでした。
しかし、27週の時に再び出血が起こり、前置胎盤の本当の怖さを実感させられたのです。

27週でまさかの転院&入院、前置胎盤が治る見込みはほぼなし!

前置胎盤がハイリスク出産と呼ばれる最大の理由は突然の大量出血の危険があるという事です。
お腹の張りが起こると、子宮口と胎盤の間にズレが生じる可能性があります。
ズレが起こると出血のリスクが高まり、最悪の場合何リットルという単位で突然の出血が起こってしまいます。
出血が起こった時点で、赤ちゃんの成長が十分でなくても、すぐに帝王切開で出産をする事になります。
全く痛みもなく、一瞬にして血の海となる可能性も十分にあるため、出産までの間は病院に入院してお腹の張りをコントロールするのが赤ちゃんを守る為の唯一の方法でした。
私は27週の時には既に数分おきにお腹の張りを感じる様になってしまい、お腹の張り止めの内服を服用しても治まらない、通院していた個人病院では十分な処置体制が整っていないという理由で、同市内の大きな総合病院へと転院することが決まりました。
そして転院した次の日には入院することが決まり、辛い入院生活が始まりました。

入院生活は辛い、辛い、辛すぎる!

一部屋4人の大部屋に入院することになりました。
私に課せられた目標は、内服よりも何倍も強いお腹の張り止めを24時間点滴で体に流し続け、トイレ以外は絶対安静で32週まで赤ちゃんを育てる事でした。
妊娠37週になると、正期産と言って赤ちゃんの体が完成し、いつ産まれてきても良い期間になります。
しかし、前置胎盤を抱えた妊婦さんは正期産まで妊娠継続出来る確率は非常に低く、それまでにお腹の張りが原因で出血が起こる事が多いのです。
私が入院した27週では赤ちゃんの体の作りは未熟で、なんらかの障害が出てしまう危険もあります。
32週を超えると、未熟児とはなってしまいますが、障害のリスクもぐんと減るので、なんとか32週まではもたせなくてはと必死でした。
入院生活は長くなることは覚悟していましたが、お腹の張り止め点滴を24時間流し続けて安静にしていればきっと大丈夫。
しかし、入院初日から辛すぎる日々が始まったのです。

ウテメリン点滴の副作用に苦しめられる

お腹の張りを抑える為に、ウテメリンという点滴を24時間絶え間なく体に流し続けていました。
出産まで最長で二カ月弱、24時間途切れることなく点滴を流し続けるという事が想像できますか?
トイレ、食事、就寝中、何をしていても点滴をストップさせることは出来ません。
強烈な副作用もあり、逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
手の震え、激しい動機、体中が暑くて仕方ない。
これがウテメリンの代表的な副作用でした。
残念なことにすべての副作用が襲い掛かり、安静にしなくてはというよりも、動く気力も出ないというのが現実でした。

精神的なストレスも爆発寸前に

ウテメリン点滴の副作用も苦しかったですが、それよりも精神的ストレスのほうが大きかったです。
カーテンで仕切られただけの部屋で、面会時間以外には誰とも会話をせず、物音ひとつにも気を遣わなくてはなりません。
唯一の楽しみである面会に来てくれる人との会話も、看護婦さんや医師との会話もすべて丸聞こえ。
お互い様だとは言えども、爆発寸前でした。
特にストレスになったのが就寝中のいびきです。
いびきが気になり、一睡も出来ないという事が何日も続き、イライラが増していました。
他人との入院生活、いつ出血するか分からないという不安、点滴の副作用、トイレで何度泣いたか数えきれないくらいでした。

36週2日無事出産

無事生まれたウテメリン点滴ではお腹の張りが抑えられなくなってしまい、臨月も過ぎたという事で、36週2日で帝王切開にて出産することが出来ました。
奇跡的に入院中には出血もなく、赤ちゃんも何の問題もなく産まれてきてくれました。
産婦人科病棟の中でも最長入院記録を残し、仲良くなった看護師さんがみんな会いに来てくれたことが本当に嬉しかったです。
旦那、両親、友人と、本当にたくさんの人が駆けつけてくださり、赤ちゃんの誕生を喜んでくれました。

最後に

本当に辛かった入院生活、いつ帝王切開になってもおかしくない状態は、ストレス以外ありませんでした。
けれど、出産を終えた今は、大変だったな~と他人事のようにも感じています。
陣痛の痛みを忘れてしまうと言うように、我が子の可愛さで辛かった記憶は吹っ飛んでしまいます。
前置胎盤は本当に恐怖以外なにものでもありません。
しかし、病院のスタッフの方々、家族、友人の支えがあれば、必ず乗り越えることが出来ます。
絶対に元気な赤ちゃんを産んでみせるという強い気持ちを持つことが一番大切なことだと思います。

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